デリカスペースギア ブレーキフルード交換

 

皆さまこんばんは。すみません・・・。前回のブログ更新から1か月程経過してしまいました・・・。^^;

更新をさぼっておりました。また少しずつ更新してまいります。

さて今回は、デリカスペースギアの車検準備の一環で、ブレーキフルード(ブレーキオイル)の交換を行いましたので、ブログに上げていきたいと思います。

ブレーキフルードは大体2年に1回の交換を推奨しているみたいです。私も大体車検に合わせて交換するようにしております。

いつものようにガレージに入れて、車体をジャッキアップし、リジッドラック(ウマ)を掛け、安全を担保します。

ブレーキフルードとは何だろう?と言うと、ブレーキは、人間がペダルを踏んでその力が直接ブレーキを作動させているわけではありません。ペダルを踏むと、ブレーキマスターというブレーキを作動させるための倍力装置を経て、ブレーキホースの中に充填してあるブレーキフルードを押し込むことにより油圧にて作動しています。

余談ですが、ブレーキを坂道で執拗に踏むと、ブレーキパットが摩擦で加熱し、ブレーキフルードが沸騰し気泡が出来て油圧システムが正常に作動せずブレーキが利かなくなります。これをべーパーロック現象と言います。

常にブレーキは使用しており、劣化もしやすい物ですので2年に1回の交換は必要と思います。

デリカスペースギアのブレーキフルードの注油口は、ボンネットの左上側にあります。

まずは、出来るだけ注油口から、抜ける分だけシリンジで抜き取ります。

なかなか奥にホースが行かず、少ししか抜けませんでした。

抜けたところで、注油口からブレーキフルードを注ぎ込み、MAXを過ぎる程度までブレーキフルードを注油します。


ブレーキフルードは、アストロプロダクツさんのDOT-4を使用しました。こちらは、楽天では発売されておらず、店頭でのみの発売の様です。

三菱純正品のブレーキフルードはこちら。


下にタオルを引いているのは、ブレーキフルードを誤ってこぼした際に、鉄製の部品に掛かると錆を誘発するからです。こぼさないように注意が必要です。

タイヤホイールをあらかじめ外しておきます。

ブレーキキャリパーの上部に、ブレーキフルードを排出するドレンボルトがありますので、そこにワンマンブレーキブリーダーを繋げます。

繋げる前に、8mmのメガネレンチを差し込んでおき、ホースを繋いで固定してから、ボルトを緩めます。


ワンマンブリーダーのホースの途中には、ワンウェイバルブなるものが付いています。これは排出したブレーキオイルが逆流して、ブレーキ内にエアーが混入しないようにするものです。

ナットを緩めると、少しずつホースに古いブレーキオイルが抜けてきます。

そして、運転席に行き、ブレーキを踏みこんでポンピングします。(デリカは車高が高いので、乗り込むのが億劫なので、手でポンピングしております。笑)

15~20回程度ポンピングすると、ブレーキのラインに貯留しているブレーキオイルが先ほどのワンマンブリーダータンクに抜けていきます。

この際に気を付けなければならないのが、初めにシリンジで抜いたブレーキフルードのタンクに新しいフルードを満タンにしておき、絶対に切らさないことです。20回ほどポンピングしたら、必ず、エンジンルームから新しいフルードを注ぎ込むということです。これで、上からのエア混入も防げます。

新しいフルードを注入口に入れて、ホース内に貯留している古いフルードを押し出し、循環交換するということです。

各4輪タイヤを外して、同様の作業を行い、フルードを回収出来たら作業は完了です。

今回写真を撮ってなかったので、以前ワークスの交換をした時のものです。

大体ブレーキフルードは透明~少し黄味に近い色をしているのですが、これがかなり茶色に近い色に劣化しています。

よく、運転席から遠いところから交換していくと言われますが、これは、ブレーキホース内のエア抜きを行う際に行う手順の様で、実際にブレーキフルード交換の際は、基本どこから交換しても構わない様です。

あと、ブレーキフルードが鉄製の部品にかかると錆を誘発しますので、ドレンボルトからホースを外した際には、パーツクリーナーを掛けてしっかり洗浄し、ウエスで拭き取りましょう。

4輪とも作業が終わったら、ブレーキペダルを踏んで、押し込めないくらいに反発するかを確認します。もしここでドレンボルトを締め忘れていると、フルードが抜けペダルが押し込める状態になってしまいます。

その後エンジンを掛けて、ブレーキマスターの倍力装置が加わった状況でしっかりとブレーキが踏んだ感触があるかを確認します。

確認出来たら、低速で試運転。きちんとブレーキが作動することを確認してから作業は終了です。

ブレーキフルードは非常に重要な定期交換の油脂になります。車検の際にはクルマ屋さんにお願いすることが大半だと思いますが、ブレーキフルード交換がきちんとされているかを確認してください。

といったところで、今日のブログはこれで終わりたいと思います。また近日中にブログを書きたいと思います。最後までご覧いただきありがとうございました。

んじゃ~の!☆

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