みなさまこんばんは。先日の大雪は大丈夫だったでしょうか?私の住む福岡県の南部でも積雪があり、朝の通勤時間帯はガチガチに路面が凍っていました^^;
さて、そんな雪の降り始めた前日に私のサブカー、Keiワークスのラジエター交換を行いました。それと同時に、せっかく冷却水を抜きますので、サーモスタット、ラジエターのアッパーホース、ロアホースも同時交換を行います。
2か月前くらいより、ラジエターコアの上部より冷却水漏れを確認しておりまして、なかなか時間が無くやっと作業を始めるために、普段置いている実家より車を持って来ていました。
冷却水を足しながら凌いでいましたが、さすがにもう限界を超えておりまして、エンジンルームより湯気がずっと出ている状況でした。
さて、作業を開始します。
ガレージにクルマを入れまして・・・・。フロントをフロアジャッキで上げて、ウマを掛けて、バンパー下のクリアランスを確保します。
バンパーを外します。左右タイヤハウスのクリップと、ボルト左右一か所ずつ、バンパー上部の4か所のクリップ、ナンバープレートを外して、その後ろにあるクリップ1か所、バンパー下部にあるクリップ2か所を外し、引っ張るとバンパーを取り外せます。
バンパーを取ると同時に、フォグランプのカプラーを引き抜くのを忘れずに。
次に、ラジエター下部にあるドレンボルトを抜いて、古いラジエターに残っている冷却水を抜き取ります。バケツを置いて抜いて行きます。
サーモスタットの交換を行うために、まずはエアクリーナーを外します。
サーモスタットとは、エンジンと、ラジエターの間にある部品で、冷却水が高温になると、弁が開いてラジエター本体に冷却水を流し込むようにする部品です。逆に、エンジン始動直後は冷却水が冷えているので、弁は開かず、効率よく暖機運転をしてくれるという非常に重要な部品なんです。
エンジンと、ラジエターのアッパーホースの間に組み込まれています。
3か所のボルトを外すと、サーモスタットのお目見えです。
左が新品、右が今まで使用していたサーモスタットになります。まだ、壊れてはいませんが、なかなかここまで分解する機会もありませんし、何より冷却水を抜きましたので、交換してしまいます。サーモスタットの取り付け方ははめ込むだけですが、方向があります。エア抜き穴が空いているのですが、それが上方向になるように取り付ける必要があります。
その後、アッパーホースを外し、ラジエターコア本体を外しにかかります。
はい!いきなりラジエターを外した画像になってしまいました。
私が作業した手順を言いますと。
1、ラジエターに付いているエアコンのリキッドタンクを10mmのボルト2本抜いてフリーにする。
2、フロントフレーム下のジャッキアップポイントを外す。12mmボルト2本。
3、スタビライザー(左側)の固定金具を外す。14mmボルト2本。
4、スタビライザー固定金具が付いているその上にあるラジエターサポートの金具を外す。14mmボルト5本。(タイヤハウス横にも隠しボルトがあるので注意)これを外すと、ラジエター下部がフリーになります。
5、ロアホースを外す。
6、電動ファンのカプラーを外す。
7、ラジエター上部のエアコンコアと一緒に繋がっているボルト10mm2本を外す。
8、ラジエターを下から引き抜く。
こんな感じでしょうか。私も作業に必死でしたので、写真も手順も少しあやふやです。ラジエターを引き抜いたら、電動ファンを3か所10mmのボルトを外して古いラジエターから剥がし、新しいラジエターに取り付けて再利用します。
左が新しいラジエターコア。言わずもがな、右は古いラジエターコアですね。
ラジエターの継ぎ目から漏れて、白ーくなってしまってました。
その後、ロアホースを新しいものに交換し、逆の手順で組み上げていきます。
組み上げ完了しましたら、新しい冷却水を入れていきます。
使用した冷却水(LLC:Long Life Coolant)は、ホームセンターにも売っているごく当たり前なものです。真冬の冷却水を凍らせないようにする為のものでもあり、不凍液なんて呼ばれることもあります。
原液タイプですので、住んでいる地域の冬の寒さに合わせて、水で希釈して使用します。九州北部では、そんな氷点下になることも多くは無いですが、5:5で希釈して、-30℃まで凍らないようにしました。
アストロプロダクツさんで広告の品で買ってきていた、クーラントチャージャーを使用して冷却水をラジエターに流し込んでいきます。
ある程度流し込んで、流入が止まってから、エンジンを始動し、エアコンをオン。温度ダイヤルを一番熱くして、暖房MAXにします。すると、サーモスタッドが早く開くので、ラジエター内に冷却水が流入し、エア抜けを促進してくれます。
このクーラントチャージャー。真ん中に出ているレバーを引くと、冷却水が流れ込み、中心にある管から、エア抜きもしてくれる優れもの!これは便利。エア抜きが終わると、レバーを押し込み、密閉して、余った冷却水をこぼさずに回収出来ます。
Keiワークスの冷却水の容量はおおよそ3.5Lです。電動ファンが2回程回って、止まってを繰り返したところで、クーラントチャージャーの水面が変わらなくなったら、エア抜き完了です。クーラントチャージャーを外します。
クーラントチャージャーを外したら、キャップをしますが、こちらも常に圧力が加わる部分ですので、新しいものに交換します。
こちらもホームセンターにあるごく普通のラジエターキャップ(PIAA製)です。
サーキット走行などしませんので、十分です。
最後に、ラジエター周辺の水漏れ、ホースの継ぎ目等からの冷却水漏れが無いのを確認して交換は完了になります!☆
今回初めてラジエターの交換を行いましたが、順を追ってしていけば何とか交換出来ることがわかりました。
ただ、外すボルトが多いので、しっかりと部門ごとに分けて管理しないと、閉め忘れ等が出そうな感じでもありました。
冷却水漏れは、オーバーヒートの原因にもなり、エンジンへの負担もかなり大きくなります。ひどい場合にはエンジンを焼き付かせてしまうことに繋がります。
しっかりと点検してあげることが必要です。長々をブログを書いてしまいましたが、最後までご覧いただきありがとうございます。
まだ、過去作業のネタもありますので、追々アップさせて頂きます!
寒い日が続きますが、皆様体調等崩されませんように。それでは。んじゃ~の!☆
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