Keiワークス ISCV清掃

皆さまこんばんは。昨日に引き続き、今日も頑張ってブログアップしていきます。

さて、昨日アップしたヘッドライト磨きの後に、車検を通した後にISCVの清掃を行ってみました。なぜ車検後なのか・・・・。清掃して、万が一不具合があったら怖かった・・・。という簡単な理由です。(笑)

さて、ISCVとは何だろうか?ということですが。

ISCVとは、アイドル・スピード・コントロール・バルブ(アイドリング回転数調整弁)の略です。

大体ガソリン車のアイドリング回転数(アクセルを踏んでいないときのエンジン回転数)は、おおよそ1000rpm位ではないでしょうか?その回転数を維持するための機構です。ここが汚れると、回転数が上がったり落ちたりを繰り返したり、最悪エンジンが止まってしまうことがあります。

うちのワークスもたまに回転数が安定しないことがありましたので、この際清掃を行ってみようと重い腰を上げました。

アイドリングの回転数はこの機構だけで維持しているわけではなく、イグニッションコイルや、スパークプラグ、O2センサー等他に原因がある場合もありますので、その原因の一つと思って見て頂ければ幸いです。

さて、早速ISCVを探していきます。このワークスに乗っているエンジンはK6Aエンジンで、結構いろんな車種に使われているエンジンになります。

エブリィ、ラパン、アルト、パレット、ワゴンR等様々な車種に使われているエンジンですので、ISCVは同じ場所にあります。

ISCVの機構は2か所あり、1か所目は赤丸の部分にあります。しかし、インタークーラー、エアクリーナーダクトが邪魔になるので、外す必要があります。

黄色〇インタークーラーのボルト一か所と、赤〇のエアホースのバンドを緩めてからインタークーラーを撤去します。

続いて、エアクリーナーダクトを外します。黄色〇のボルト1か所と、赤〇のエアホース2か所を緩めて、ゴリゴリを引き抜けば、ホースを撤去出来ます。

外れました。これで、スロットルがしっかり見えるようになりました。

まずは、ISCVのセンサーから見ていきます。

まずはカプラーを引っこ抜きます。そしてセンサーを引き抜きますが、ボルトが付いています。手前は黄色〇で囲んでいますが、反対側にも同様のボルトがありますので、取り外す必要があります。

この時に使うのがこの工具。


このビットセットに1/4ラチェットを組み合わせて狭い場所のネジ回しに使います。


見えにくいですが、このような感じです。

取り外しました。結構汚れが蓄積していますね。

洗浄は、エンジンコンディショナーを使用します。これにおいては、キャブレター車用を使わないようにしてください。ガソリン車用(ハイブリット車使用可能)の物が良いそうです。キャブレター車用は、溶剤が強すぎて、センサーやバルブ自体を攻撃してしまう様です。


ワコーズさんのこちらの商品はかなり良いものらしいです。私は高かったので今回上記の物にしました。^^;(笑)


液剤を直接スプレーするわけではなく、ペーパータオルに噴霧してゆっくり丁寧に拭き取っていくイメージです。

奥まったところは綿棒でキレイにしていきます。

続いて、ISCVのバルブ側の清掃を行います。

センサー同様にネジを緩めていきます。1か所緩めて、真ん中の六角をレンチでこじったらスポッと抜けます。

ふたとスプリングはすぐに取れますが、回転羽が奥まったところにあり取れないので、ピンセットなどで取り出す必要があります。

こちらも、センサー同様にペーパーに溶剤を付けてキレイに拭き取ります。結構汚れていました。

そして、ふたについているOリングですが、これが経年劣化で硬化してしまっていることがほとんどの様です。

こちらのOリングは、単体での販売はディーラーからはされておりません。

今回、色々と調べていく中で、静岡県の整備工場さん「ナリタオート」さんがこのOリングを単体で販売されていることがわかりそちらから購入しました。

↓からジャンプ出来ます。

ナリタオート オンラインショップ

バルブの穴の中もウエスに溶剤を吹いて、ドライバーに巻き付けて清掃していきます。ドライバーで内部が傷つかないように気を付けて行います。

そして最後に、ついでにスロットルの中の清掃します。ペーパーに溶剤を吹きつけて、内部をキレイに拭き取ります。

それで、ISCVの洗浄、スロットルの清掃は完了です。最後に、エアクリーナー、インタクーラーを元通りに戻します。

組み上げて、エンジンを掛けると、心なしかアイドリングがスムーズになった気がします。(アイドリングが常に不安定では無かったので比べようが無い。)

しかし、清掃を怠ると、不具合は必ず出てくる場所ではありますので、キレイに出来て良かったです。

今回は、ちょっと難しい整備、清掃でしたが、K6Aエンジンが搭載されているスズキ車、OEMのマツダ車は結構多いです。もし、アイドリングが不安定であれば、ここの清掃も視野に入れることをお勧めします。ご自身で出来なくても、行きつけのクルマ屋さんに相談したら対応してくれると思いますので、このような事象が起こることもある!ということを知って頂ければな~と思います。

今回は、結構な長文なブログになりましたが、最後までご覧いただき感謝です☆

またブログも更新していきますので、たまに覗いて頂ければ幸いです!

来週からは少し暖かくなるようです。皆さま体調を崩されませんようにご自愛ください。

それでは今日はこの辺で!んじゃ~の!☆

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