デリカのショックアブソーバー交換!フロント編☆
この作業は昨年の夏の終わりに作業した内容です。写真も限られたものしか残っておりませんが、乗り心地、走行安定性に非常に効果がありすぐに実感出来るものですので、紹介しようと思います☆
以前ショックアブソーバーは交換しておりましたが、もう10年以上前のリフトアップをした時で、新品のショックアブソーバー(以下ショック)にしてからもう15万キロは走行しておりますので寿命は過ぎておりました。
おおよそのショックの寿命は、5~7万キロなどと言われますので、倍以上は走っていますね^^(笑)
前回に引き続き、今回もチョイスしたのはこのショック!
車種が同じでも型式で内容が違うことがありますので、もし購入の際は自身のクルマの車検証を確認して購入されてくださいね!
ショックにも色々なメーカーがあります。ビルシュタイン、ランチョ、などなどありますが、このKYB(カヤバ)のショックはお値打ちで、なかなかいい仕事してくれます!
では早速作業に入ります!
ガレージにクルマを突っ込みまして・・・。
リヤタイヤに歯止めを入れてから、ジャッキを上げます。フロアジャッキでフロントを上げて、落下防止のためにリジッドラック(ウマ)を掛けます。そして、本当もしものために、タイヤを車体下に潜らせて、『もしも』に備えます。絶対に妙な過信は事故の元です。まずは安全を担保しましょう!
まず、ショックを外すために、タイロッドエンドを外します。
タイロッドとは、ハンドルのかじ取り動作をタイヤに伝える役割をしているパーツです。
赤丸のボルトに入っている割ピンを抜いて、ナットを緩めて取ります。ナットを外すとき、下のボルトを供回りすることがあるので、私はインパクトレンチで一気に回してボルトを外しました。すみません。写真がありません。17mmのソケットを使用してエアインパクトで抜きました。
続いて、タイロッドを穴から外すのですが、これがキレイにはまり込んでおり、ちょっとやそっとじゃ外れません・・・。そこでこんな特殊な工具があります。「タイロッドエンドプーラー」これ本当に便利です!金槌で叩いて取る方法もありますが、かなりコツがいります。これなら誰でも簡単にタイロッドを切り離すことができます。
はい!タイロッド切り離し成功です!
ここについているのが、タイロッドエンドブーツになります。
ブーツを見るとぺちゃんこで、少し破けていますので、これも後ほど一緒に交換します。
先にショックを交換してしまいましょう。
いきなりショックを抜いた写真に飛んでしまいましたが、この次の写真で説明します。
ショック上部のボルト(ダブルボルト)を緩めて外し、その後、下のボルトを緩めて外します。緩みにくいときは、潤滑油(55-6や、ラスペネ)を吹き付けておきます。
赤丸がボルト位置です。
ボルト2本を外したら、ショック上部を下に向かって押し込みショックを縮めてから、抜き取ります。知恵の輪みたいになりますが、スタビライザーを外さなくてもショックを抜き取ることが出来ました。
ショックの新旧比較です。汚れ方が経年劣化を物語っています。
続いて、タイロッドエンドブーツの交換です。
タイロッドエンドブーツも整備工場で交換を頼んだら、左右で10000円程度、それ以上かかることもありますが、ネットで買って自分ですると1400円ちょっとで終わります。これぞ節約!!ちなみに破けてグリス漏れしていると車検に通りません!!
そして、このブーツは叩きこんで圧入するタイプなんですが、これを叩き込む工具はかなり高価です。そんなときは!!
ホームセンターに塩ビパイプがありますよね?ブーツを実際にホームセンターに持って行って、ちょうどはまり込むサイズの塩ビパイプを買いましょう!これで十分作業出来ます!1万以上する工具が、100円で解決しますよ!!☆
タイロッドエンドにグリスをぬりぬりして・・・。
ハンマーでコンコン叩きこみます!
はい!!完了です!
そして最後に逆の手順でタイロッドのナットを締め付けていきます。
締め付ける際は、ラチェットにロングソケットをつけてゆっくり締めていきます。最後の本締めは、メガネレンチを使用しましょう!ラチェットレンチでの本締めは工具を痛めます・・・。
私はラチェットハンドル、ソケットはKTC製を使用しています。結構使用頻度も高いですし、セットで買うとかなり安く買えるのでおすすめです!
最後に今回摘出したショックですが、2本とも押し込んでみました。普通は、反発してすーーーっと戻ってきますが、左のショックは二度と戻ってくることはありませんでした・・・。完全に抜けちゃってますね^^;(笑)
フロントショックを交換して、試乗をしてみると、まず道路の段差のギャップを拾わずクルマの振動が激減!!そして、コーナーリングがスムーズ!車が踏ん張って車体が傾きにくくなっています。段差の突き上げ感も減少しました!
この作業を行った昨年の夏の終わりの際は、資金的事情もあり、リヤの交換は見送っていましたが、今年に入ってリヤのショックの交換もしております!
次回はリヤのショック交換も紹介出来れば。と思っております。
何か作業で聞きたいことがございましたら、こちらのコメント欄でもいいですし、お問い合わせフォームから直接メッセージを頂けると嬉しいです!
では、今日はこの辺で!! んじゃ~の!☆
※当サイトに掲載された内容によって生じた損害等の一切の責任を負いかねますのでご了承ください。また、整備の内容などを掲載しておりますが、これに対しては、自身での整備、修理を推奨するものではありません。個人が自己所有のクルマの整備を行ってみて、それを紹介するという情報の掲示を行っております。整備に自信の無い方、知識が無い方は、整備工場、ディーラー等での専門業者様へご相談ください。また、当ブログで紹介した内容にて、不具合、事故などを生じましても、当サイトにおいては、一切の責任は負いかねますのでご了承ください。
コメントを残す