皆さまこんばんは。今日は先日のブログの後のさらなる災難を記していこうかな?と思います。
やっとウインカーレバーの交換も終わり、ほっとしたのもつかの間・・・。
メーターを何気なしに見てみると・・・。
ぼーんやりと、バッテリーの警告灯、燃料フィルター警告灯、A/T警告灯が点灯しています。
んんっ??!これは・・・・。
はい。オルタネーター不良のサインです。
オルタネーターとは、発電機でダイナモと呼んだりもします。エンジンを回転させる動力で発電を行い、バッテリーへの蓄電や、その他の電気を必要とする機関に電気を供給する重要なパーツです。
ちょっと前より、電圧計が、大体12.8~14.0Vを示さなければならない所、急に15Vを示したり、11Vに低下したりを繰り返していました。電圧計も正直そんな精度の良いものでは無いので、「まぁ大丈夫だろう。」と思っていたのですが、そうではなかった様子。
しかし、電圧が下がりっぱなしでもないので、おそらくオルタネーターの中のレギュレーター(電圧を安定させる機械)の故障かな?と。でも、その部分だけを交換するのは無理ですので、丸っとオルタネーター本体を交換することにしました。
ちなみにオルタネーターは、3年前にウォーターポンプを交換した際に同時に交換しておりました。その際はリビルト(再修理品)部品のオルタネーターを使用しましたが、ハズレを引いてしまったようです。大体10年近く故障しないものなのですが・・・・。仕方ありません。
いつもの通り、クルマをガレージに入れます。
今回も手配したパーツはリビルト品のオルタネーターです。
リビルト品とは、壊れたパーツを業者さんが回収して、一旦バラしてキレイに清掃し、中身の部品を新品に入れ替え、それを販売するといった再生品になります。もちろん純正部品よりも価格は安価で、購入しやすいといった利点があります。デメリットとしては、今回の私のクルマのように、不具合が数年後出てしまうといったことでしょうか。もちろん保証は1~2年、走行距離では2~4万キロの保証は付いています。けど、大体保証が切れた頃に壊れるという・・・。
純正のオルタネーターはおそらく8万円以上するのではないでしょうか?
あと、リビルト品を購入した際の約束事項として、クルマに付いていた古いパーツを購入したお店に送り返す(また再生品として生き返らせるため)ことが条件になっていることが多いです。
さて、オルタネーターの場所を確認していきます。
とりあえず、ボンネットを開けて、のぞき込むと。ラジエターパイプとエアクリーナーの合間から見えました。
とりあえず、下からもアクセスしますので、アンダーガードを外します。
私は、KTCのセットを使用しています。
アンダーガードを外し、下からのぞき込むと、オイルフィルターの上にオルタネーターが見えました。
続いてエンジンルーム。
エアクリーナー一式を外さないとまずオルタに触れることが出来ません。
ごっそり外しました。やっとオルタネーターを確認することが出来ました。
作業前に、電気系統の作業になるので、ショート等を防止するためにもバッテリーのマイナス端子を外しておきます。
外したら、他の金属部に当たらないように、タオルで包んで絶縁しておきます。
まず、オルタネーターには、エンジンからの動力を得るベルトが付いています。
ちょうど下の写真の右側にベルト調整を行うテンショナーがありますので、そこに付いているボルト(12mm)を緩めていきます。すると、オルタネーターが少しずつ動き、ベルトがゆるゆるになります。ベルトを緩める前にどの程度ベルトが張っていたかを確認しておくと、再度新品を取り付けた際にどの程度ベルトを張れば良いのかがわかります。
続いて、カプラー、ダブルナット(12mm)に付いているB端子を外します。
そして、オルタネーターの下端を支えているロングボルト(14mm)を緩めるのですが、なかなか力が入りにくいところにあります。下からも手が入りにくく、上からも入りにくい・・・・・。
結局上からメガネレンチを掛けて緩めることが出来ました。緩めてもオルタネーターが固着して動かなかったので、縦に揺すってみると、ガコっと固着が取れます。そこまで行くとロングボルトを引き抜きます。
さてここからが問題で、このオルタネーターをどうやって引き抜くか・・・・。
前にはラジエターのホース、手前にはABSのセンサーケーブル。両手も入らない・・・。
考えた苦肉の策は、PPバンド(荷造りひも)をロングボルトの入っていたホールに入れ、結んで、片手で引き抜きながら、もう一方の手でラジエターのホースを目一杯抑え込みながら摘出という作戦です。
どうにかこうにか、知恵の輪を搔い潜りながら、摘出成功!☆
プーリーの色は違いますが、全く同じものですね☆
取り付けの際も、PPバンドを付けて、知恵の輪作戦で入れ込みます。入れ込む方が幾分楽に入りました。
取り外した逆の手順で組んでいきます。ベルトの張りもある程度確保してから、エアクリーナ等も組んでいきます。
装着後、試運転を行い、ベルトの張りを再調整します。
ちなみに交換後の電圧は・・・・。
良い感じですね☆
最後に摘出したオルタネーターを、届いた箱に詰め込んで、着払い伝票にて返送します。
また生まれ変わって新しいパーツになってくれるでしょう!☆
今回は、オルタネーター交換をブログアップしてみました。
メーターの警告灯でクルマの不調が大体わかりますし、それで対処できなければ、最悪クルマが止まってしまいます。
秋のドライブシーズン。皆さまもクルマの点検や、悪いところをしっかりと直してドライブを楽しんでくださいね!☆
これでしばらくはデリカも壊れない・・・・。んじゃないかな~と^^;
って言ってたらまた壊れそうなので、言うのをやめておきます。
それでは最後までご覧いただきありがとうございます。それではまた!
んじゃ~の!☆
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