珍しく連日のブログアップです。今日南九州は梅雨明けしたとか。にしても暑いですね。私の住んでいる北部九州も梅雨明け間近でしょうかね。
さて、本日のブログアップ内容ですが、デリカメンテナンスシリーズの続きです。パワーステアリングフルード(作動油)の交換です。
クルマのハンドルって簡単に回るじゃないですか?あれって、パワーステアリングって機構が働いて楽に回せるようになっています。私が初めて乗ったクルマにはパワステが付いておらず、ボロい軽~い軽自動車でもめちゃくちゃハンドルが重たかったのを思い出します。
現行の新しいクルマは、パワステも電動式になっており、電気を使ったモーターでパワステ機構を動かしている「電動式パワステ」になっており、パワステフルード(作動油)は必要としないのですが、一昔前のクルマは、油圧式になっており、エンジンの動力を利用した、油圧式パワステ機構なんです。中はパワステフルード(作動油)で満たされています。
三菱のクルマは、ATF(オートマチックフルード)をパワステフルードとして使用しているようで、純正指定がパワステフルード=ATFになっているとのことです。
私は今回、市販で売られているパワーステアリングフルードを購入しました。
ちなみに、三菱純正で指定されているパワステフルード(ATF)はこちらです。
実際に交換していきますが、今回は、一気に全交換するわけではなく、150cc程度抜いて、新しいフルードを注入して、ハンドルを左右に全切りして、またフルードを抜くといった、循環交換にて実施しました。
一気に全交換するとなると、エア噛みの原因になり、パワステが急に効かなくなったり、故障の原因になります。
パワステフルードのタンクは。
ここです。
タンクの蓋を開けて、中のストレーナーを引き抜きます。
シリンジで古いパワステオイルを引き抜いていきます。赤い液体ですので、純正のATFが使用されているものと思われます。
※今回はATFではなく、社外品のパワステフルードを注入していますが、混合しても問題ないとのことです。(責任は取れませんが、その後異常は見られておりません。)
抜いた分のパワステフルードを注入します。非常に注入しにくいので、ハーレーのオイル交換で使用する漏斗を使用しました。
注入したら、エンジンを掛けてハンドルを左右に目一杯切ります。ハンドルを動かすことで油圧が作動し、中のフルードが循環します。
この作業を新しいフルードを使い切るまで繰り返します。
最後は少し余力を持って注油して、フルードの蓋に付いているレベルゲージでLOWとUPPERの範囲に入るように調整します。すべてのフルードがキレイになるわけではありませんが、汚れたフルードを70%程度は回収出来るくらいの感覚です。
今回のパワステフルードこちらも私は今までに1回も交換したことがありません。
ATFの新油は、赤い透き通った色をしていますが、真っ黒ですね。
今回使用した市販品のパワステフルードは透明です。次回の交換時にどの程度になっているのか楽しみではあります。
交換後、運転してみましたが、これと言って大きな変化は見られませんでした。多少ハンドルが軽くなったか??程度です。しかし、汚れているより、キレイにしている方が良いに決まっているので、交換した意義はあると思います。
メンテナンスは特にクルマに変化が感じられない地味~~~~な作業です。しかし、一日でも長くクルマを維持していくには重要なことなのです。
うちのデリカもあとどの位乗れるかはわかりませんが、止まるまでしっかりと乗って行こうと思っています。
本日も地味~なメンテナンスブログにお付き合い頂きありがとうございました。毎日暑い日が続きますが、皆様お身体ご自愛くださいませ。
それではまた!んじゃ~の!☆
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